ベルリン映画博物館。

ベルリンは、カンヌ、ベネツィアと並ぶ世界三大映画祭が開催される場所です。ベルリン国際映画祭(ドイツではベルリナーレと呼ばれるそうです)と言えば、2002年に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が、最優秀賞である金熊賞を受賞しましたね!千と千尋は、ジブリの中でも好きな映画の上位に入ります。本当に何度見ても、飽きないです!

先日、ポツダム広場にある映画博物館(Deutsche Kinemathek Museum für Film und Fernsehen)に、映画好きな韓国人と香港人のクラスメートと一緒に行ってきました。

Aktuell | Deutsche Kinemathek

住所:Potsdamer Strasse 2 10785 Berlin

開館時間:火〜日 10:00〜18:00(木曜のみ〜20:00)

休館日:月曜日

入場料:7ユーロ(持っているカードや人数などにより割引あり)

最寄駅はSバーン、Uバーンの Potsdamer Plazt です。徒歩で3分くらいかな。

毎週木曜日の16時〜20時は、入場料が無料!というわけで、木曜日に行ってきました。

チケット売り場(1階)でチケットをもらって(無料でもチケットが必要です)、エレベーターで3階に昇ったところからスタート。映画のポスターやチケット、監督さんや俳優さんたちの手紙、衣装や道具などが古いものから順番に並んで展示されていました。本物(!?)のオスカー像もあって大興奮!いたるところに鏡があって、なんだか近未来的な館内でした。残念ながら、館内は撮影禁止です。

Deutsche Kinemathek Museum

1階のチケット売り場の隣にはミュージアムショップもあります。DVDや本、ポストカードなどが販売されています。(オードリーヘップバーンの展示はありませんが、ポストカードがあったので買っちゃいました!)

展示を見ていて思ったのは、わたしドイツ映画ってほとんど知らない!ってことです。展示があった映画の中で唯一知っていたのが、『パフューム ある人殺しの物語』でした。あれードイツ映画だったっけ!と思って調べてみたら、ドイツ・フランス・スペインの合作だそうですね。

あらすじ:8世紀のパリ。魚市場で産み捨てられたジャン=バティスト・グルヌイユは、超人的な嗅覚を持っていた。ある日、街で絵あった女性の香りにとりつかれた彼は、その香りを再現するために香水調合しに弟子入りする。やがて、パリでは若く美しい女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生し・・・(映画.comより)

この映画、数年前に見ましたが、今でも鮮明に映像が浮かんでくるくらい、映像がとても繊細で美しい映画でした。ストーリーはとても残酷で、ラストもかなり衝撃的ではありますが。

『におい』という目に見えないものをテーマに映画を作成するのはとても難しそうですが、映像を通して、香りや臭いに酔ってしまったような、まるで主人公と同じように香りに取り憑かれてしまったような気分になったのを覚えています。とても残酷でとても美しい、そんな映画です。久しぶりにまた観たくなりました。

それと、全編ワンカットで撮られた『ヴィクトリア』というベルリンが舞台の映画が、今とっても気になっています!日本ではぼちぼち公開が始まっているようですね。残念ながら田舎の映画館ではやらないようなので、早くレンタルできるようになることを祈ります。

(追記:ヴィクトリア、観ました。全編ワンカットってすごいなあとは思うけど、あまり好みではありませんでした。)

おわり。

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