ロマコメだけども、人生について、幸せについて深く考えさせてくれる映画。普段恋愛ものはあまり観ない夫もこの映画は大好きらしく、何度も観てる。恋愛ものが苦手な人にも是非おすすめしたい。ネタバレしますので鑑賞後にどうぞ。
作品情報
あらすじ
タイムトラベル能力によって成長してゆく主人公がその能力を使わなくなるその日まで。
監督
リチャード・カーティス
「ラブ・アクチュアリー」の監督としても有名。「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」の脚本家でもあるのでロマコメが得意分野なんだろうな。
登場人物
ティム(ドーナル・グリーソン)
タイムトラベル能力を持つちょっとひ弱そうな青年。その能力を自身の恋愛や周りの人を幸せにすることに使いながら、人生や幸せについて学んでいく。
ティムを演じるドーナル・グリーソンと言えば、ハリーポッターのウィーズリー家の長男。あちらでは頼もしい兄貴!だったけど、こちらではひょろっとしてちょっと頼りなさげ。役によって全然違った顔を見せてくれる俳優さんだなあと思う。カメレオンってやつか。
メアリー(レイチェル・マクアダムス)
メアリーとレイチェルがいかに可愛いかは後述。
他、個性的で憎めない素敵な登場人物多数。
※以下ネタバレ含みます。
感想
雨の結婚式シーンが好き
この映画の見どころの一つがコレ。ティムの故郷で挙げた結婚式の日のお天気がとんでもなく大荒れなんだけど、そんな大変なシーンと、バックで流れる曲「イル・モンド」のギャップがとっても面白い。参列者はともかく、ティムとメアリーは終始笑顔でとっても楽しそう。
結婚式の後、「雨の日で後悔してる?」と聞くティムに、メアリーは「いいえ。ちっとも。」「私たちの人生も同じよ。いろんな天気があるわ。楽しんで!」と答えている。そうだよなあ、人生も同じで、晴れの日があれば嵐の日だってある。それを共にするのが夫婦なんだよね。私にとっては、夫婦であることの決意を新たにできるシーンでもある。
レイチェルが可愛すぎる
髪型、ファッション、性格…全てが可愛い。可愛いの詰め合わせ。生まれ変わったらレイチェルになりたいと心から思う。
まず、印象的なのが髪型。日本人は前髪を短くする人が多いけど、洋画を見てると前髪が短い人をほとんど見かけない。前髪が短いと幼く見えるから伸ばす人が多い、と聞いたことがある。洋画では見慣れない短い前髪だからこそ、この映画のレイチェルはとっても印象に残る。眉毛くらいの時もあれば、もっと短い時もある。なんて可愛いの…。ボブもとっても似合ってる。あの髪型を真似したくて、美容師さんに見せるべく写真を撮ってみたものの、未だに見せられていないのである。私がやっても、こうはならないとわかっているから…。
それからファッション。地下鉄のシーンはファッションショーかなと思うくらい、コロコロとステキな服に身を包んだレイチェルを見られる。どれも可愛いんだよなあ。ベストセラー作家に会うための衣装選びも好き。全然決められなくてティムにイラつかれてるメアリーもキュート。
そして、性格。天真爛漫でティムのことが大好きで、怒ってる姿さえも可愛い。さっきレイチェルになりたいと書いたけど、もし自分が男だったら、レイチェル(というよりこの映画のメアリー)と結婚したい。私もこんな奥さんになれたら、もっと夫と仲良くなれるんじゃないかな…。笑
今を生きる大切さを教えてもらった
ティムはタイムトラベルの能力を持っているけど、過去に戻ってやり直してうまくいくこともあれば、どうしようもないこともある。あっちがうまくいけばこっちがうまくいかなかったり。
ラスト、ティムはその能力を使うのをやめて「この日を楽しむために自分は未来から来て最後だと思って今日を生きている」「今を精一杯生きてすばらしい日々をかみしめよう」と言っている。私も、家族や友人など、大切な人たちと過ごす一日一日を、大切に過ごしたい。そのためには、過去を振り返ったり、未来を妄想したりするんじゃなくって、今を精一杯生きること。一度経験している今日をもう一度過ごすんだって思えば、同じ景色も違って見えたり、視点が変わったり、ちょっと気持ちの余裕も生まれそうだしね。
まとめ
今を大切に生きるって、すごく難しい。この映画を観ては、よし!今を生きよう!と何度も思うけど、しばらくすると過去を見たり未来を見たり…そんなポンコツな私だからこそ、この映画を定期的に見る必要があって、その度に救ってもらってる。きっと一生見続けるだろうな。
おわり
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