久々にブログを書いてみる。ただ日記が書きたいのか、情報発信したいのか、自分が何をしたいのかよくわからなかったけれど、少なくとも今はただただつらつらと思ったことを書きたい。記録したい。
娘と息子も3歳と1歳になり、二人とも毎日元気に保育園に通っている。子供たちが通う保育園では、今年度から保護者の「保育士体験」を実施している。希望する日の午前中、子供達と一緒に遊んだり、少しだけ保育士さんたちのお手伝いをしたり、それらを通じて保育園ではこんなことをやっているんだ、子供はこんな風に過ごしているんだ、と理解を深めることが目的。
育児って、自分が経験してきた全ての物事の中で一番大変だと感じている。仕事であれなんであれ、基本的にはどうしようもなくなったら逃げれば良い。でも、育児だけはそうはいかない。子供をこの世に生み落としたのはこの私。この命に対する責任は、一生背負っていくものだ。
子供は確かに可愛いけれど、今のところ可愛いと辛いを比較すると、圧倒的に辛い気持ちの方が大きい。一体、世のお母さんたちはどうやってこの苦行に耐え、こなしているのか…。それは保育園も同じ。たった数人の先生で、どのようにして園児たちをまとめているのだろうか?その時の園児たちの様子は?私はそれを見たかった。だから、保育士体験に参加してみることにした。
娘(3歳)の様子
我が子ながら、とても良くできた子だなあと思った。先生の言うことをよく聞き、クラスの中でも行動が早かった。口が達者なので何でも言えばわかると思ってしまうけれど、同級生を見ているとまだまだ甘えたい盛りの3歳児なんだよなあと、しみじみ思った。もっと甘えさせてあげよう、と反省。
保育士体験をするのだから、保育士になった気持ちで園児たちと平等に遊びつつ、他の子の様子も見る、という風にしなきゃしなきゃと思っていた。娘がお母さんお母さん、と寄ってきたが、娘だけでなく、他の園児の話もしっかり聞いて、遊んでいた。すると先生から「保育士体験に来たお母さんはもっと子供とべったりだったから、〇〇ちゃん(娘)とお母さんは信頼関係がしっかりと築けているんですね!」と褒められた。えっ!もっと娘にべったりでも良かったのか!ごめん娘よ!空気を読んで、適度に私から離れてくれていたのは感じていたけれど、本当はもっとお母さんお母さん!ってべったりしたかったよねえ。
保育士体験を通じて、娘にはもっと甘えさせてあげようと思った。だってまだ3歳だから。どれだけおしゃべり上手で、コミュニケーションが取れていて、空気が読めたとしても、まだ3歳だから。
他の園児について
ボールを取ってくれたお友達に「ありがとう!」と言える子(3歳)にとても感心した。娘は、私が促さないと言えない。3歳ってそんなもんかと思っていたけれど、ちゃんと感謝の気持ちを伝えることができる子がいるなんて!きっと、ご両親がその子に「ありがとう」ってよく言うんだろうなあ。私もできるだけ言うように意識はしているけれど、まだ足りないか。
あ、娘は「ありがとう」は言えないけれど「ごめんね」は秒で出てくる。ちょっと手がぶつかっただけでも。これにも日々感心している。私は親に対してあまり謝った記憶がないから。笑
保育士さんについて
子供達一人一人に寄り添っている姿がよくわかった。みんなで大きなトイレに行くのが嫌な子は、クラスにある一人用のトイレに行かせたり、集団行動が苦手そうな子にはきちんと先生が一人ついていたり。ご飯を無理に食べさせる様子もなかったし、ゆっくり食べている子に急かすようなこともしない(テーブルは移動させたりしていたけれど)し、あれだけの人数(24名)を少ない先生たちで(4〜5名)でよく見ているなあと、ただただ感心した。
子供と遊びながら危険がないかきちんと見守るのは大変だろうなと思った。特に外遊びの際は、子供たちは園庭内を自由に遊ぶから、保育士さんは緊張するだろうなと。私は2人の子供たちを一人で公園に連れて行くってことはあまりしなくて。一度に一人しか見られない。保育士さんたちは同時に何人も見ていて、すごいなあ。キャパシティの違いを痛感。
食事について
ご飯の量が、家で子供達に出している量より少なかった。これくらいでいいのか…と。そしてとてもとても美味しかった!我が家でももっと味つけてもいいのかな。味噌汁の具も結構小さく切ってあった。
どんなものを食べているのか、は知っているけれど、味までは食べてみないとわからない。実食できた経験は大きかった。
自分について
危険だから、と言う理由で子供の行動を制限することはある程度しかたないにしても、汚されたら嫌だなとか、片付けるのが面倒だから嫌だなとか、親の私が嫌だから行動を制限してしまう、したくなることが多々ある。保育園では危険なこと以外はのびのびとさせていて、私ももっと子供の目線で関わっていかなきゃなと思った。子育てのあるべき姿だよなあ。
2歳(3歳)クラスでは、靴下(自分の)がとてもとても汚れる。水滴にご飯粒に…我が家もそうだけど、保育園は家の比じゃない。私はこんな些細な事をとても気にしちゃうんだよなって改めて思った。保育士さんたちは気にしてたらやってらんないもんな。私が保育士だったら、子供たちと同様、裸足で過ごしたい。家でもそんな理由で、裸足で過ごす事が多い。
まとめ
保育士体験は、子供を産んで良かった!と感じられる、とても貴重な経験になった。保育士さんへの尊敬の気持ちが更に大きくなったと同時に、自分の育児を振り返るとまだまだだな…と。娘にもっと甘えさせてあげたり、子供目線でやりたいことを叶えてあげられる心の余裕を持ちたい。
毎日辛いけれど、日々のあたりまえ=幸せに目を向けて、明日からまた楽しんで生活していきたい。
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