やっと書く気になれました、ドイツ滞在の締めくくり、ドイツ&ポーランド旅行記事!いつかまたドイツ旅行したくなった時の参考のために。
6月上旬、日本から大学時代の友人がベルリンに遊びに来てくれました。一人だったらさっさと日本に帰っていたかもしれない。来てくれた友人に感謝です。
ベルリンを彼女に案内したのち、まずはポーランドへ。目的は、アウシュヴィッツ。
夜行バス
ポーランドへは、SPヨーロッパICバスという夜行バスで行きました!ドイツの鉄道サイト(https://www.bahn.de/p_en/view/index.shtml)から、予約できました。正確に言うと、友人の旦那さん(オーストラリア人、英語日本語ペラペラ、多少のドイツ語もわかる)に予約してもらったので、詳細は不明ですが!鉄道も考えましたが、乗り換えがあるのが不安で。夜行バスなら、寝て起きたらクラクフなので安心です。
しかも、値段も二人合わせて58ユーロ!一人29ユーロです。とっても安い!
乗り場は、ベルリン中央駅を出て(トラム乗り場側)大きな道路を渡った先にあるバス停です。ヨーロッパ広場という名前らしいです。他のバスも停まる少し大きめなバス停なので、わかりやすいと思います。 バスが来るまで、どんなバスなんだろうと不安でいっぱいでしたが、結構綺麗なバスでした。
バスの中も想像以上に綺麗で、そこまでぎゅうぎゅう感もない。
小柄な日本人女性にとっては、結構快適かもしれません。私は環境が変わると眠れないのでほとんど眠れませんでしたが、友人は隣でぐーすかぐーすか到着までずっと寝ていました。適応能力があってうらやましい・・・。22:40ベルリン発、翌朝6:35にポーランド第二の都市、クラクフ着です。何事もなく無事に着いて良かったです。
トイレ事件
クラクフに着いた私たちは、とりあえずトイレへ。夜行バスにもトイレはついていたような気がしますが・・・クラクフの駅のトイレ、確か2ズロチだったかな、お金がかかります。私たちにとってズロチでの支払いは初めてだったので、もちろん小銭など持っていません。私の前に並んでいた友人は、トイレの受付のようなところで20ズロチ札を出し、小銭はないかと聞かれ、ないと答えるとお釣りをもらって中に入って行きました。次に私も20ズロチ札を出すと、受付の女性にとても嫌な顔をされ、先ほどと同じく小銭はないかと聞かれました。ないと答えると、じゃあお釣りがないから無理ね、と。とても無愛想にそう言われました。・・・え、私、トイレ入れないの!?・・・しょうがない、友人を待とう。そばにある売店で崩すこともできなくはないけど、行列ができているし欲しくもないものを買うのも嫌だ!(←わがまま)友人が出て来るのを待って、友人に小銭を借りて無事にトイレに入ることができました。
ポーランドに限らずドイツもそうですが(他のヨーロッパの国もそうなのかな)、公共施設のトイレにはお金がかかります。小銭が必要です。必ず、小銭を用意しておきましょう!私たちの場合は、最初から2人一緒に入っちゃえば良かったんですけどね。
日本では高額紙幣は店員さんに嫌な顔一つされず使えますが、それは世界的に見ると珍しいことかもしれませんね。数年前にフィリピンに行った時も、コンビニで高額かどうかは不明ですが紙幣を使おうとしたら断られました。お釣りがなかったり、もしくはコンビニなんかだと高額紙幣をレジに置いておくのが危険なんでしょうかね。
再びバスに乗って
アウシュヴィッツ行きのバスは、7:30位だったと思います。9時から中谷さんという方のガイドを予約していたので、そのバスでないと間に合いません。友人が得た情報によると、そのバスのチケットはバスに乗るときに運転手から買えるらしいけれども、事前にチケット売り場で買っておいたほうがいい、とのこと。理由は不明です、どなたかのブログか何かで読んだのでしょう。
というわけで、トイレから出た私たちはチケット売り場を探しました。しかーし、早朝ということでチケット売り場、開いてません!!!しょうがない、バスの中で運転手から買うしかない・・・少し不安を抱きながら、バスに乗って運転手にバス代を支払いました。・・・あれ、とてもスムーズ、しかもこの運転手さん、とっても愛想が良い。一ミリの問題もなく、バスに乗れました。あの事前情報は何だったんだろう。
ちなみに、「アウシュヴィッツ」はドイツ語です。運転手さんにはポーランド語で「オシフィエンチム」と伝えましょう!ベルリンでは全く日本人を見かけなかったのに、このアウシュヴィッツ行きのバスの中で久しぶりに日本語を耳にしました。それも一人二人ではなく、結構いらっしゃいました。人気、と言っていいのかはわかりませんが、今でも多くの日本人がアウシュヴィッツへ行かれているみたいですね。もちろん日本人だけでなく、世界中の人々が、ですが。
アウシュヴィッツ
ガス室で使われた毒。ツィクロンB。
アウシュヴィッツに連れてこられた人たちの靴。手前にあるのは鞄です。
縞模様は英雄の証。
ガス室。左上の穴からツィクロンBを入れていたそうです。
ガス室の直ぐ隣にある焼却炉。遺体はここで焼かれました。
実際にユダヤ人たちをアウシュヴィッツに連れてくるのに使われていた車両。
中谷さんによるガイドを聞きながら、アウシュヴィッツとビルケナウを見学。それはもう、本当に、心が傷むと同時に、歴史を学ぶこと知ること伝えていくことの大切さを痛感しました。
アウシュヴィッツでは、ヒトラーやナチスがこんなに酷いことをした、ということではなく、収容者がどのようにしてアウシュヴィッツへ連れてこられ、どのような生活をし、どのように殺されていったか、そして二度と同じようなことを繰り返してはならない、ということを伝えていくことが大切だという中谷さんの言葉がとても印象に残っています。
つづく。
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