最近頻繁に聞くようになった「グリセリンフリー」という言葉。グリセリンが入っていないことを意味しており、そのような化粧品を使っている方をSNS等で度々見かけます。
グリセリンは、安価で安全性も認められていることから、多くの化粧品に配合されています。ただ近年、そのグリセリンによってニキビができるという方の声を耳にするようになりました。
気になったらとにかく試す!がモットーの私は、早速グリセリンフリーの化粧品を揃えて試してみました。今回はグリセリンフリーを試した感想や結果をお伝えします。
なお、肌は体質によって個人差がありますので、ご参考まで。
そもそもグリセリンってなに?
グリセリンは、水溶性の保湿成分です。
【基原・組成・性状】無色のやや粘性のある液体で、水分を吸収する性質があります。【特性及び配合目的】吸水性が高いことから、保湿効果を目的に化粧水からクリームまで、幅広く配合されています。肌への馴染みを良くしたり、感触の調整としても便利な原料です。
(出典元:化粧品成分ガイド第6版)
近所のドラックストアでグリセリンフリー化粧品を探した際に、たくさんの化粧品の全成分表示を確認しましたが、とても多くの化粧品に配合されていました。それくらい私達の生活に身近で、代表的な保湿成分とも言えますね。
なぜグリセリンによってニキビができるの?
グリセリンは多くの化粧品に使われていることからもわかる通り、メーカー独自の研究等によって、稀に例外はあるものの基本的に皮膚刺激なしとされています。ですが、安全=ニキビができない、わけではありません。
(株)サティス製薬さんの研究によって、グリセリンはアクネ菌を増殖させるということがわかりました。
(研究結果はこちら→https://www.saticine-md.co.jp/news/1841)
アクネ菌は誰のお肌にも存在している菌の一つですから、アクネ菌がいるからといってニキビができるわけではありません。
アクネ菌が増えすぎると、アクネ菌が皮脂を栄養にして毛穴を詰まらせ、ニキビができてしまうんですね。
グリセリンによってアクネ菌が増殖し、増殖したアクネ菌によってニキビができやすくなる、というわけです。
私が試したグリセリンフリー化粧品
近所のドラックストアでグリセリンフリーの化粧品を大捜索しました。結果、選んだのはこちら。
①化粧水:肌美精 大人のニキビ対策 薬用美白化粧水
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決め手は、抗炎症成分のグリチルリチン酸2K、美白有効成分であるビタミンCが配合されているから。そもそもグリセリンフリー化粧水の種類が少なく選ぶまでもなかったというのが本音ですが。笑
拭き取り系の化粧水ならグリセリンフリーのものがいくつか(と言っても3種類くらい)ありましたが、それらの化粧水は保湿力があまりなさそうな気がしたのでやめました。1本で済ませたかったのでね。
価格も1,000円ほどで、200ミリ入っているのでなかなかお得です。
②クリーム:ちふれ エッセンシャルクリーム
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決め手は・・・近所のドラックストアに売ってるグリセリンフリーのクリームがこれだけだったから!笑 化粧水よりさらに種類が少なかったです。
こちらも1,000円ほどのプチプラコスメ。
③オイル:HABA(ハーバー) スクワランオイル
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成分はスクワランのみ。オイルですがサラッとしているので使いやすいと評判のオイルです。これはドラッグストアには売ってなかったので通販で購入しました。
ちなみに、クレンジングや洗顔は落とすから良いやってことでグリセリンフリーかどうかは特に気にしませんでした。日焼け止め(クリーム、パウダー)は以前から使用していたものがグリセリンフリーだったので継続使用。下地やファンデーションは使ってません。
グリセリンフリーを試した結果と感想
一ヶ月目の結果
・鼻周りや頬のニキビが減った
・顎とおでこのニキビは変化なし
・保湿後なのに肌がさらっとした
脂性肌寄りの混合肌で、乾燥よりはベタつきが気になる私の肌。ですのでベタつく化粧品はあまり好きではありません。保湿するとベタッとなるものも多いですよね。でも、グリセリンが入っていないだけでこんなにさらっとするなんて!化粧水もクリームも、つけても数分後には肌がサラッとしました。これこれ!この感じが好き!
続けていくうちに、鼻の周りや頬のニキビが少し落ち着いてきました。グリセリンフリー、私に合ってるかも!?この調子で・・・と言いたいところだけど、おでこや顎にはなかなか効果が出ず・・・。他のパーツより少し時間がかかるのかもしれないな。
二ヶ月目の結果
・落ち着いていた鼻周りや頬にまたニキビができるようになった
・顎とおでこのニキビは変化なし
・いくら保湿してもカサカサしてどうしようもない時があった
一ヶ月目ほどの感動はなし。落ち着いていた鼻周りや頬のニキビも、またちょこちょこ顔を出すように。おでこや顎は相変わらず。
そして何より、乾燥する!!!ちょうど冷房をガンガンきかせている時期だったので、家でも職場でもカサカサ・・・。目尻の小じわが!!!どうしよう!!!
ちふれのクリームでは保湿が追いつかないと思い、スクワランオイルを購入しました。しかし・・・オイルは保湿力云々の前にそもそも好きになれず。確かにサラッとしていて肌なじみも良かったのですが、つけたあとの肌の感触や肌の色味があまり好きではありませんでした。(もったいないので今は髪の毛の保湿に使っています。毛先がしっとり、ツヤも出る気がします。当初の目的とは違いますがとても気に入りました。笑)
まとめ
結局、2ヶ月で終了・・・。乾燥に負けました。もう少し若くて今よりももっと油ギッシュだった頃だったら、もう少し続けられたかな。他のグリセリンフリー化粧品を試すという手もありましたが、お金もかかるし無駄にするのも嫌だったので諦めました。
最近は化粧品の全成分表示の上の方ににグリセリンが載っていなければ、その化粧品を使ってもいいってことにしています。(化粧品の全成分は配合量の多い順に記載されています。1%以下は順不同ですが。)
今回グリセリンフリーを試してわかったことは、グリセリンだけが私のニキビの原因ではない、ということ。とはいえ多少は良くなったりもしたので、今後もグリセリンに気をつけつつ、他の原因も探って行こうと思います。
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