子供ができて、仕事に求めるものがガラッと変わりました。今まではやりがいや充実感がほしいな〜と思っていたけど、最近はお金と環境。仕事内容はともかく、安定的にお金を稼ぐことができて、休みが取りやすいとか福利厚生面がめちゃくちゃ重要だな、と思うようになりました。
とはいえ、仕事って人生の中でかなりの時間を使うものだし、本当にそれでいいの?という気持ちもあり、今後の仕事や働き方について最近よく考えています。
先日本屋で目に止まったのが「科学的な適職」という本。科学的根拠に基づいて適職を見つける方法を、具体的に解説してくれています。面白そうだったので買ってみました。気づきがあったので忘れないようにメモしておきます。
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私は今とても幸せである
今私は、やりがいはかけらもないけど福利厚生がとても充実していて休みも取りやすく、困らない程度のお給料をもらえて、比較的恵まれた人間関係の中でそれほど苦にならない仕事をしています。漠然と、好きなことを仕事にしたい!!!とか、もっとお金稼ぎたい!!!とか思ってました。
でも、この本によると、好きなことを仕事にしても必ずしも幸福になるとは限らない、むしろあまり仕事に期待をしないほうが結果的に成長もできるしトラブルにも強く、成長できて幸福度が高くなるとの研究結果があるそうで。
確かに・・・と少し思ったのは、前職の美容部員は完全にやりがい・やりたいこと・好きなことで選んだんですね。でも、嫌な部分も当然あるわけですよ。仕事ですからしょうがないんですけど、それが許せなかったりもしたんですよね。耐えられないというか。結果、3年半でやめてしまいました。今は、全くやりがいはないですけど、仕事に期待をしていないので多少嫌なことがあってもなんとかやっていけてるというか、まあこんなもんだよね、って割り切れるし、適切に対処できるんですよね。今のほうが、幸せなのかもしれないなあ。
お金についても、給料がアップすることによる幸福度の上昇と比べて、好きな人との結婚から得られる幸福度の上昇は700倍くらい大きいそうで。
夫と結婚して一緒にいるのが当たり前になっていたから忘れかけていたけど、大好きな夫と一緒に生活する日々ってよく考えたら本当に幸せだよなあ。過去の、恋愛が苦手でしょうがなかった自分からすると、今は天国のようですね、本当に。
気づいてなかっただけですが、私は今とっても幸せです。それが、大前提としてここにあるんだなあって。そのうえで、幸せをキープしつつ、他にやりたいことがあるならやってみるのもいいかもしれない。ただし、今も十分幸せであるってことを忘れずに。
ついつい、SNSなどでキラキラ仕事してる他人をみると自分と比べてしまって けっ って思うこともありますが、人と比較したってしょうがないですからね。
私が求めていたものは幸せではなくただの憧れだった
じゃあ今まで私はどういう状態を幸せであろうと思いこんでいたのかというと、例えば・・・フリーの美容ライターとして読者を引きつける記事をたくさん書いて、雑誌でもネットでもたくさん取り上げてもらえてSNSでもたくさんいいねやコメントを貰えるような状態。わたしがそんな人を素敵だなあかっこいいなあキラキラしてるなあと思うように、人にそう思われるんだろうなあって。そんな人って、幸せだろうなあ〜って思ってたんですね。でも、よく考えればこれって、幸せじゃなくてただの憧れ。幸せかどうかなんてわかりませんよね。もし奇跡が起きてこの状態になれたとしても、もしかしたら今の方が幸せだったな…と思う可能性も十分にあります。憧れ=幸せではないんだよな、と、気付いてしまいました。見えてない苦労や苦痛などもたくさんあるだろうし。
今の幸せを大切にしつつ 夢や目標があるならちょっとずつ頑張ればいい
今の幸せを大切にしつつ、ってところがポイントです。なんとなく、常に頑張ってなきゃいけない、今に満足しちゃいけない、そんなことを思いながら生きてました。漠然とした焦りにお尻を叩かれ、何かしなきゃ前進しなきゃ、と思う日々。でも、私は今幸せなんだなって気付きました。何のために頑張らなきゃいけないんだろう?前進しなきゃいけないんだろう?もちろん、純粋に自分を高めることは楽しくて充実感も得られます。ただ、今が幸せじゃないから(っていうただの思い込みによって)もっと頑張らなきゃって思って焦っているなら、それは違うよって言いたい。
仕事にとどまらず人生における幸福についての視点を変えてくれました。これから仕事含めどう生きていこうかなあ、と、子供が生まれるまでゆっくり考えて方向性を見つけていけたらいいなあ。
おわり。
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