社会人のためのTOEIC勉強法。その2

前回の続きです。

2.解き方のコツを覚える 

研修では、英文法や語彙など英語そのものよりも、パートごとの解き方のコツを教えていただく機会が圧倒的に多かったです。

正直、研修期間中に語彙力はそれほど伸びていません。

毎週単語テストがありましたが、お昼休みにサクッと単語帳を見てサクッと覚えてサクッとテスト受けてサクッと忘れる、っていうとってもためにならない勉強の仕方をしておりました。笑

ですが、語彙力は伸びずとも解き方のコツを知ることで、スコアが150伸びました。

以下、解き方のコツをまとめてみました。

<Listening編>

Part1

写真を正確に描写している英文を選択する問題ですね。

研修時間が限られていたので、ここについては研修では省略されました。笑

まあ、比較的点数を取りやすいところだと思います。

一つ注意するとすれば、流れてきた英文の意味が『動作』なのか『状態』なのかをしっかり判別することです。

例えば、エプロンを身につけている女性が写っている写真に対して、エプロンを「着る(動作)」ではなく「着ている(状態)」と言っている方を選ぶ、といった感じ。

Part2

投げかけ文に対して正確に返事をしている答えを選択する問題ですね。

ここは、投げかけ文に対してストレートに返事をしている場合もあれば、ちょっとひねくれた返事の場合も多いです。

「コピー用紙はどこにあるの?」と場所を聞いているように見せかけて、「ジョンに聞いて」と答えたり。

確かに、日本語で聞くととてもナチュラルな会話ですが、投げかけ文の「どこ」ばかりに気を取られて返事の内容も「場所」にばかり注意して聞いていると、すぐに答えを見失います。

いろんな返事のパターンを瞬時に考えられるような癖をつけておくといいですね。

自己学習の際は、3回解答法の2回目に解く際に、全て書き取るようにしていました。

聞くだけじゃわからなくても、書き取ってみると理解できたりする場合もあります。

だんだんパターンがわかってきて慣れてきます。慣れって大事。

Part3、Part4

会話・説明文問題ですね。

ここはとーーーっても苦手です。

すぐに読むのも聞くのも追いつけなくなって、今まではほぼ勘でマークしていました。

ここでのポイントは、とにかく出来る限り『先読み』することです。

実際、聞くことと読むことを同時に集中して行うというのは、私には不可能でした。

では、いつ読むのか。(英文は勝手に流れてきますからね)

最初の問題は、パート開始時のDirectionsが流れている間に。

他の問題は、前の問題を解き終わってから次の問題が流れ始める数秒間に。

時間は限られていますので、全て読んでいては追いつけません。

大切なところだけをピックアップして、先読みします。

疑問詞、主語、動詞、場合によっては形容詞など。

前置詞なんかはほぼ読みません。

選択肢の主語が全て同じであれば、それも読みません。

ざっくりと問題や選択肢の内容を把握するようにします。

解く順番は、基本的には順番通りですが、概要を問うような問題については後回しにします。

また、私は読んだり聞いたりしても答えがわからなそうな問題は、早々に捨ててました。

その時間を次の問題を読むことに費やしました。

わからないものはわからない、いさぎよく諦めることも時には大事です。

集中力が切れてしまった時なんかも、その問題は諦めて次の問題へ移ります。

自己学習の際は、頭の中に紙芝居を作るように、と講師に教わりました。

一人でつぶやきながら、どんな話をしていたのかを要約します。

何度も繰り返し聴いて内容を理解することで、このパートに対する苦手意識は徐々に消えていきました。

何度も聞けば私にもわかるんだ、って。(もちろん試験では一度しか聞けませんけど!)

<Reading編>

Part5

短文穴埋め問題ですね。

ここは、選択肢を見て「文法問題」なのか「語彙問題」なのかを判断します。

文法問題は、品詞が違ったり動詞の形が違ったりしているけど共通のワードが使われている問題です。

選択肢から何の文法事項が問われているのかわかるので、それに応じて必要な箇所だけ読めばOK!

空白に入るのは動詞?形容詞?副詞?過去形?現在完了形?

それさえわかれば、選択肢の意味がわからなくても解けちゃいます。

(選択肢の品詞や動詞の種類はわからないと解けませんが・・・そこは勉強する必要ありです)

時々全文読んだ方が良い文法問題もありますが、大雑把に把握できる程度で大丈夫なことが多いです。

語彙問題は、選択肢の品詞が揃っていて、それ以外には共通点がなさそうな問題です。

語彙問題は文法問題と違って、全文読む必要があります。

空欄に選択肢の単語を入れて一番しっくりくるものを選びます。

語彙を知っていれば時間をかけずにすぐに解けるし、知らなければ時間をかけてもわからないので潔く諦めて適当にマークして次に進みます。

このパートの解き方のコツを知ってから、かかる時間が格段に減りました。

時間をかけるべきところとかけないところを判別できれば、効率良く解答できます。

Part6

長文穴埋め問題ですね。

ここは、全文読んだ方がいいそうです。

(2016年以前の形式では必要なところだけでも良かったそうですが・・・)

文章は長いですが、Part5と同じように解きます。

4問に1問、文選択問題が出題されますが、これは最後に解きます。

ただし、私は一度読んで内容をあまり理解できなかったら文選択問題は捨てます。

Part7

ラストは読解問題ですね。

ここ、私にとって最大難関でした。

試験ではここに到達した時点で集中力は切れているし、長文を読む気力も残ってないし・・・で、まともに解いた経験がありません。

ここでのポイントは、本文ではなく設問を先に読むことです。

設問の答えは本文の上から順番に書いてあるそうなので、設問を一つ読み、本文を読んで答えを探し、見つけたら次の設問を読んで・・・というように。

今までは本文を先に読んでみたり、設問を先に読んでみたり、その時の気分でテキトーに解いていたなあ・・・

とはいえ、問題数はかなり多いです。

やっぱり飽きてくるし、集中力をキープするのも大変。

どうしたら良いかと講師に相談したところ、シングルパッセージを確実にとろう!と提案してくださいました。

シングルパッセージは29問(10セット)、ダブルは10問(2セット)、トリプルは15問(3セット)あります。

ダブル、トリプルになるほど難易度が上がります。

私は今までPart7は3割程度しか得点できていませんでしたが、ダブルトリプルは捨てて、シングルの29問を確実に取るだけでここのパートの得点は5割を超えます。

ちなみに、ダブルトリプルでも最初の1問目は割と解きやすいので、時間に余裕があれば解けるものだけ解いてみるといいと思います。

以上、研修で学んだ解き方をまとめてみました。

人によってやり方は様々ですが、私はここに書いたような解き方をしたことで、初めて『時間が足りない!』と思いました。

・・・今までは、わからなさすぎてほぼテキトーにマークしていたので、時間がたっぷり余っていたので。笑

もう少し書きたいことがあるので、つづきはその3で!

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